この宇宙に数えきれない

なきむしけむし、よわむしいくじなし。

この日を一生忘れない。

きっと多くの8号車さんが今もまだ、怒りや、悲しみの中にいることでしょう。
私もその1人です。
泣くことにも考えるとこにも疲れて、今ここにどうしようもない気持ちを吐き出しています。




最初に公式から来たお知らせの通知を見た時、あぁどうせいつものお叱り的なお知らせかなぁって思っていた。
前日博多のHMVに展示されていたパネルに悪質な落書きをされているのをTwitterで見たからだ。
最近ちょっと、荒れてるな。くらいにしか思っていなかったから。
だからいつもの一部の心無い人の行動で、なんて思いながら、お知らせを開いた。


息が、できなくなった。


私は今までどうやって、呼吸をしてたんだっけ?
肺に冷たい水が入ってきたみたいに、身体が一気に冷えていった。


なにより、衝撃的過ぎて、その時悲しいという感情が全くでてこなかった。



コーイチくん が 超特急 を 脱退する。



あまりにも現実味がなくて、悲しくなかった。
意味がわからなかった。
なによりそんな自分に、すごくショックを受けた。


悲しくないの?
コーイチくんが、超特急を辞めるのに?
私は悲しくないの?
なんで?


きっとその時、職場じゃなかったら、1人だったら、家だったら、泣いていただろう。泣きわめいていただろう。こんなの嘘だって。
でもそれを見たのは、職場で、お昼休みで、上司も先輩も後輩もいて。
正直よかったとも思った。
きっと今泣いてしまったら、私は今までの日常に戻れない気がした。頑張れない気がした。
幸い休みまであと、2日ある。

1回、その事実と向き合うのをやめた。
私は、逃げた。現実から。
受け入れたくなくて、逃げた。
でもやっぱり、何をしていても、どんなに忙しくても、ふとした瞬間に頭をよぎるのだ。コーイチくんが超特急を辞める、と。



これは、ウソだよ。


と、誰かに言って欲しかった。



怖くてなんもかも見れなかった。
Twitterも、LINEで友達からくる連絡も。
起きたらこれは自分のタチの悪い夢で、大切なお知らせなんてなくて、「あ〜!よかった!夢だった!」ってホッとしたかった。
でも一晩経って、公式を見ても、コーイチくんが脱退するという事実は変わっていなかった。


リョウガさんをはじめメンバーのブログが更新されていった。


見れなかった。
見たくなかった。
メンバーからの言葉を、見てしまったら。
コーイチくんが脱退する事実が、現実味を帯びてしまう。
認めてしまうことになる。
まだ、自分の中で、認めたくなかった。
何より、コーイチくん本人からの言葉がないから。



頭で理解していても、心が、受け入れてない。



その日も、自分でびっくりする程、いつも通り過ごせた。
あんなことがあったのに、私は仕事になれば笑えるし、お腹もすくし、疲れるんだなぁ。と、思い出しては、こんな風に過ごせる自分にショックを受ける。その繰り返しだった。







メンバーのブログを読んだ。
ああ、本当なんだ。
コーイチくんは、本当に、やめてしまうんだ。
私はようやく、受け止め始めた。
涙が止まらなかった。
こんなに悲しいことがあったのに、なんで私は2日間、普通に過ごせていたんだろう。
自分のことが、信じられなかった。



全員のブログを読み終わって、まだコーイチくんからの言葉がなくて、悲しかった。
メンバーから、ごめんなさい、と言われるのがとっても辛かった。
ずっと一緒にいた彼らの方が、どう考えたって辛いのに。
泣いて、嫌だって、駄々こねてもいいのに。
でも6人で、進んでいく。そう決めてくれて、嬉しかった。


止めようと思っても涙は止まらず、泣きすぎてガンガン痛む頭を抑えながら、私は酷い事を思った。


コーイチくんのことを、嫌いになれたらいいのに。
大っ嫌いだって、言えたら、なんてことしてくれたんだって、なんでこのタイミングなんだって、超特急はこれからなんじゃないかって、先頭でみんなのことを導いて東京ドームに連れて行ってくれるんじゃなかったの?って言えたら。



言えるわけない。
言えるわけがない。



メンバーが、8号車のみんなが、こんなに悲しいのはコーイチくんがそれだけ愛されているから。
ユースケくんもブログで言っていた。
それでもコーイチのことが大好きだと。どうしようもないくらい大好きなんだと。
本当にそうだ。
こんなにも悲しいのに、こんな結果になった今だって、私はコーイチくんのことが大好きなんだ。
私が好きになった超特急には、コーイチくんがいる。いるんだ。今だって。
圧倒的な歌唱力とダンサー顔負けにガッシガシ踊るクセのあるダンス。
誰よりも食い意地をはる姿、特徴的な笑い方、子供っぽい姿、ベタベタせずともお互い信頼しあっているようなカイくんとの姿、タカシくん、ユースケくん2人に甘える姿、ユーキくんとわりとガチで言い合う姿、タクちゃんと公私共に仲のいいところ、リョウガさんとひとりっ子どうし盛り上がる姿、そして何より、みんなのお父さんのような包容力。
私はコーイチくん推しではないから、コーイチくんを常に見てきたわけではないし、超特急を好きになったのは3年前。彼らの全てを知っているわけではないけれど。


コーイチくんの全部が好きだ。
大好きなんだ。


「皆さんにとって、超特急ってどんな存在ですか? 僕にとって、超特急 は 未来です。」


と2016年の年末公演でコーイチくんが言っていた。
その言葉を聞いた時、すごく安心したんです。
ああ、きっとこの人たちは大丈夫だって。


きっと超特急に何かあるとすれば、それはきっとコーイチくんかなとどこかで思ってしまっていた自分がいたから。
唯一超特急として活動しながら、学生として過ごすコーイチくん。
6人とは違う世界との接点を持つコーイチくん。
だからそんなコーイチくんが超特急を未来だと、言ってくれたことが、とっても嬉しかった。


コーイチくんが作詞した the end for beginning を聞いた時、これから7人で戦っていくって決意だと勝手に感じた。嬉しかった。


きっとこの人たちは、これから自分たちの夢を、私たちの夢を叶えてくれるだろうって。


超特急に何かあるとすれば、(あってほしくなかったけれど)それはドームの夢を叶えた後だろうと。



何も疑わず、明るい未来を信じていたあの頃の自分が羨ましい。



各メンバーが、各場所で活躍していく中、コーイチくんは悩んだのかな。
私は、大学を卒業すれば、コーイチくんの好きなことが、やりたいことがたくさんできるようになるのんじゃないかと思っていた。

でも、違ったのかな。

大阪城ホールで夢が今叶ったよと、涙しながら歌って、叫んでいたあの姿は、嘘だったのかな?
今の超特急の姿はコーイチくんが望んだ未来じゃなかったのかな。
いつからコーイチくんの未来は超特急じゃなくなっちゃったのかな。
コーイチくんの言葉が今も尚無いのは、円満な結果ではないからなのかな?



色々考えても、これは私の臆測に過ぎない。
きっと色んなことがあったんだと思う。
8号車もメンバーと言えど、きっとここから先はメンバーだけが、周りのオトナたちだけが踏み入ることのできる領域なのだ。



でも、きっと今までのことが全て本当だったと信じているし、これからも信じていたい。
あんなに仲がいい彼らが、実はビジネスライクなお付き合いでした〜!なんて言われたら、私は明日から何を信じて生きていけばいいのか、わからない。





正直、解散だってありえただろう。
でも

カイくんが
「7人の過去をなかったことにはしない」と

リョウガさんが
「コーイチの思いも乗せて走っていく」と

タクヤくんが
「信じてほしい」と

ユーキくんが
「超特急への思いをこれからも背負わせてほしい」と

ユースケくんが
「みんなで一緒に叶えたい」と

タカシくんが
「俺 成長して、びっくりさせるから」と


言ってくれた。
6人と8号車で、一緒に走っていくと、決めてくれた。
そんな彼らのことをこれからもずっとずっと応援していきたい。
夢を叶えるその瞬間まで、ずっとついていきたい。


そして夢を叶えたその日に、どーだ!凄いだろう!君がいた超特急は、かっこいいだろう!って言ってやりたい。
それくらい、言わせほしい。
だってあなたはその未来を、選ばなかったんだから。


でもその頃に、吉野晃一として活躍しているコーイチくんの姿だって見たいと思うんだよ。

吉野晃一のこれからの未来だって応援していきたい。
もしかしたら、嫌かもしれないけど。



正直これを書いている今だって、まだ自分の中で納得しきっていないし、信じていない部分がありますが、いつまでだってコーイチくんの言葉を待ってるし、何年経ったって帰ってきてほしいと思ってるよ。
そしてまたあの歌声を聞かせてほしいと、思ってる。

まだ、曲は聞けないけど。

バックボーカルと言ったって、8号車の日常に寄り添っているのはコーイチくんとタカシくんの2人なんだよ。



メンバーとだけは、悲しい辛い別れにしてほしくないなぁ。
これからも、進む道は違っても仲良くしてね。
そしてたまには遊んでいる姿を見せてね。
これはわがままだよ。











叶うことなら、全員一緒に夢を叶えるその瞬間を見たかったなぁ。